いざという時に、勃たない。
行為中にすぐに元気がなくなってしまって、困っている。
最近ではそういった悩みを抱える男性が増えています。
ストレスなど現代の悩みが原因が増えている中、決して勃起しないことは珍しいことではありません。
しかしその理由を知らないと、常に不安に思ったり、自信を無くしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ED治療をする前に知っておくべき「勃起の仕組み」についてお話をしていきたいと思います。
目次
勃起の仕組みと理由からまずは解説

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勃起とは、男性のペニスが性的刺激や生理現象によって大きくなる状態のことを言います。
実はこの勃起は男が性的興奮を感じたからすぐになるものではなく、複雑なメカニズムで行われています。
まず勃起が起こる仕組みについてみていきます。
勃起はまず簡単にいうと、
- 性的興奮
- 神経伝達
- 勃起
というメカニズムで勃起がおきます。
性的刺激を見たり感じたりすることで、興奮を脊髄にある神経がペニスにある陰茎海綿体に伝えます。
ペニス付近の筋肉が緩むことで多くの血液が運ばれ、結果的に海綿体に血液がいきわたり膨らみます。
海綿体はスポンジのようなものなので、通常のペニスのサイズから約1.5倍から約2倍に大きく硬くなることができます。
また、性的刺激だけでなく生理現象でも勃起はします。
- 尿道におしっこがたまる。
- こすれた刺激が陰茎に直接伝わる
- 疲れているとき
- 寝ているときに勃起する
といったことが起こります。
寝ているときの勃起はまだ解明されていないとされていますが、一説として眠りが浅いといわれるレム睡眠の時に神経が刺激され勃起が起きると言われています。
眠りが深いノンレム睡眠と、夢を見ているレム睡眠があり、夜のうちにレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返して眠っています。眠りが浅いレム睡眠の時には、夢を見させることで情報の整理などを行っているとされています。このときに神経が刺激され勃起をするようです。
眠りが浅いと目も覚めやすいため朝起きたらペニスが勃っていたということで「朝勃ち」といわれています。実は朝方だけでなく、レム睡眠のたびに勃起は繰り返しているときもあるようです。
また、尿道におしっこがたまった刺激で勃起する説もありますし、寝ているときの男性ホルモンが関係している説もあります。
勃起にも種類があるって知っている?

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勃起は「性的刺激」「神経伝達」「体内物質」「筋肉」「血液」が正常に働いていないと起こることができません。このどれか一つでもかけていたら、勃起することができなくなります。
勃起への導入部分である刺激の部分2種類があり、勃起をするために大切な要因です。
一つ目が、外部刺激による勃起。「反射性勃起」とも言われ、ペニスなどを直接触られることや、膀胱や腸からの刺激によって直接神経が反応し勃起が起きます。
二つ目が、性的興奮するものを見た、聞いた、触った、または想像したなど心理的な要因で起こります。「心理性勃起」とも言われます。
刺激が大脳皮質から神経に伝わることで勃起します。
でも、興奮していたり触られていたりするのに勃起しなくなる、勃起しても長く続かないのには、神経伝達、体内物質、筋肉、血液といったどれかが原因があるといわれています。
勃たないあなたがしるべき!勃起に必要な体内物質
性的刺激を感じると、勃起を司る神経の勃起中枢を伝い「一酸化炭素」が発生します。
「サイクリックGMP」が誘発され、ペニス付近の平滑筋を弛緩させ血液を多く送ることで勃起することができます。
「サイクリックGMP」は、勃起になくてはならない物質です。
持続力がない!勃ち続けるための仕組み
たくさん集まった血液をペニスに留まらせて、勃起を維持する必要があります。
サイクリックGMPの働きによって血流が増え、陰茎海綿体を膨らませることで勃起をします。白膜というペニス全体を覆っている硬い膜により、それ以上大きくなることができずに硬度が増します。
陰茎海綿体が膨らむとその後ろにある静脈が圧迫されて、血液がペニスから体の中に流れるのを防ぎます。すると海綿体が水を含んで膨らんだスポンジの状態を維持できるので、勃起した大きいままのペニスが続くというわけです。
また、刺激も大切で、物理的な刺激の「反射性勃起」よりも、大脳で刺激を受けた「心理性勃起」のほうが興奮度も高く持続するため、勃起が続くようになります。
勃起がおさまる仕組み!それは副交感神経
副交感神経が働いているときに勃起中枢が働き、しっかりと刺激反応を伝えてくれることで勃起しています。
副交感神経はリラックスしているときや、楽しみや喜びといった時に、優位に働いている神経です。興奮しているのになぜ?と不思議に思いますが、交感神経が働いているときは体が緊張している状態に近いと考えてください。
勃起は簡単なメカニズムでなく、多くの仕組みから成り立ちます。
興奮したからペニスが大きくなるのではなく、刺激を感じ、神経が正常に伝達され、物質がきちんと出て筋肉が緩み、血流が増え、ペニスに血が流れ膨らむといったいくつもの工程があり、どれか一つ欠けると勃起はできません。
しかも、交感神経が優位の状態になると、性的刺激があるにも関わらず、勃起をしない、勃起をしても続かないといった状態になってしまうのです。
ストレスが多いと交感神経が優位になりやすくなります。
また、「この前たたなかったから」といった不安もストレスになってしまいます。
また、ストレスなどで活性酸素が体内で増えることで、勃起が続かなくなることもあります。
勃起をして射精をしてから小さくなるのに、「サイクリックGMP 」を破壊する酵素である「PDE 5」 を多く作り出します。
PDE5が働くと海綿体の血管が凝縮して、ペニスの血液が体内に戻り勃起が収まります。
しかし、ストレスなどの何らかの影響で勃起をしている最中に「PDE5 」が優位に働いてしまい、せっかく勃起をしようとしている「サイクリックGMP」を壊してしまうことが起こります。
こういった少しの原因がED(勃起不全)につながってしまうことも頭のすみにでも入れといてくださいね。
勃起の悩みを抱えている方へ。
そして今回ご紹介した勃起に欠かせない物心つサイクリックGMPと強く関連しているのがED治療薬です。
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